吉沢板金は大体の場合、一現場毎に3人チームで動いています。多くの場合、板金屋根は一方向からしか葺けないために人が多ければ早く仕事が終わる例は少なく、この様な方法になっています。
ということでここで紹介できるのは『私のいるチーム』が多いのですが、今日は別働隊の様子も交えレポートします。
宇都宮市の物件です。瓦棒葺築30年くらいでしょうか。この日宇都宮は3時以降生憎の雨となりましたが、私が行った時にはこの様に既存瓦棒葺屋根の上から合板を張り十分な強度を得るための下地造作工事が終わり、防水紙の施工までが終わっていました。
こちらは下屋のビフォー写真。瓦棒葺です。今回は得意の『立てハゼ葺き(立て平葺き)』での施工予定。
既存瓦棒の板金を外した所です。この様に下地が腐っていると釘が緩み屋根が簡単に持ち上がってしまいますので、強風の日の災害等が懸念されます。
腐っている部分を新しい垂木に取り替えた上での下地造作工事で施主様のご不安を解消します。
下地の造作工事が無事終了し防水紙(ルーフィング)の施工までが完了しました。
この後は弊社工場にて立て平葺き屋根本体の加工となります。破風と雨樋のリフォームも同時にご依頼いただいていますが、今回の様に平屋建てのお宅の場合には足場が必要ない場合が多いので経済的にとても有利だと思います。もちろんご家族が多ければ2階3階となる場合が殆どですが、この様なメンテナンスまで考えると老後は平屋建てがいいかな?と個人的には思ったりします。
因みにさくら市S様邸の方は弊社工場にて、着々と必要部材の加工が行われています。これは屋根の合わせ面トップの部分『棟板金』です。屋根材にフッ素鋼板を選択されたS様。もちろん『棟』もフッ素鋼板です。吉沢板金では一軒毎に専用設計の棟を加工させて頂いていますので雨が吹き込む等の形状不一致が原因で起こる雨漏り等が起こり得ませんが、これは大型ベンダー等加工機械を所有していない業者によると当たり前のことではないので、もしかするとアピールポイントになるのかもしれませんね。