トータルリフォーム工事をご依頼いただいている壬生町のお客様です。雨樋を架け替えるといよいよリフレッシュは完成になります。
まずは玄関正面より写したビフォーの写真です。もちろん雨樋はもとより外壁も屋根もビフォーです。
雨樋は角型樋でしたが、樹脂の白華が見られ、熱伸縮によるジョイント部分の割れや歪み、詰まりや勾配不良による雨水の溜まりがさらに劣化を進めている状態でした。
上の写真はあまりお客様がご覧になることのない角度からのものになると思いますが、いかがでしょう?・・・・かなりショッキングなものになっていると思います。
以前外壁のリフレッシュ工事中にも立て樋のデンデン金物の固定力不足の問題を指摘させてもらいましたが、写真の軒樋受け金物も驚く程あっさりと抜けてしまいます。
抜いた状態です。色が違う先端の部分(25mm~30mm)が打ち込まれていた部分になりますが、持ち出し(オーバーハング)に対する埋め込み部分の少なさに注目して下さい。これが数年で雨樋(軒樋)の勾配を狂わせてしまった原因の一つになっています。
吉沢板金のトータルリフレッシュでは塗装工事から新品によるリフレッシュまでの方法をご選択いただけます。今回の場合は塗装だけして見た目を誤魔化しても何の解決にもならない例です。樹脂の寿命、施工方法の改善を行い、見た目も同時に改善出来るという方法が架け替えによるリフレッシュでした。
さらに、塗装の耐年数12~15年に合わせて考えた場合には前者の方法ですと間違いなく樹脂が先に駄目になりますので近い将来残念な結果になっていたでしょう。
雨樋リフォーム工事のアフターです。雨樋はナショナルファインスケア。スチール芯に樹脂をコーティングしたタイプで耐候性に優れます。雨樋受け金物は透明タイプのポリカーボネート製。はっきり言って、下手なステンレス製のものより強度は高いです。
もう一つポイントです。今回は外壁は全く新品を張るカバーリング工事ですが、屋根と破風は塗装になっています。板金破風板に塗装を施した場合にはどうしても歪みや光沢の関係で、いかにもリフォームしたな・・・という感じが残ってしまいますが、今回の様に新品の大型樋で覆ってしまえば、それはもう、新築と見間違える程に綺麗になってしまいます。
今回はデザインにも力を入れさせていただきました。(CGを作成して打ち合わせを行っています。)最終的に、軒裏天井はつや消しのダークブランで塗装しました。全体に暖色系になってしまいますので、下からの見た目に引き締め効果を狙っています。濃色系は施工者泣かせな色なのですが塗装の親方に協力してもらいました。ゴージャスに仕上がっていると思います。
奥様「イメージ通り!足場が外れるのが本当に楽しみです。」
とのことで、私も思わずニンマリ。足場の解体は木曜日の予定です。
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