9月半ばより開始しているこちらのお宅、テーマは『震災後改修工事×外装リフレッシュ』です。
重たく破損してしまった瓦を全て撤去し、軽量金属屋根に載せ変える工事に加えて外装のリフレッシュも行いたいというご要望。
以前ご紹介した真岡市のお客様もこちらのテーマに当てはまりますが、悪い所をそっくり直し、耐震性能も向上させながら、見違える外観に気分も一新できるというところが狙いです。
まずはビフォーの外観です。震災後で落下した棟瓦の部分にブルーシートを被せてある痛々しい姿。
瓦を撤去したら野地板の補強工事に入ります。全面に張ることで小屋組みから耐震性能を上げるこの工事、省略してしまう業者さんもいると思いますが、後からでは出来ない工事ですので本当に不必要なのかは十分にお考えいただきたいところ。
防水紙を敷き詰めるまで一日で終わらせるというのが大人数で行っている理由です。これで工期中も雨漏りしない状態までにすることができました。
写真では2階のルーフィング施工が終了し庇の補強工事まで進んでいる状況です。
今回お客様がご選択されたのは『かわら455』のフッ素鋼板仕様です。
流麗な日本瓦の外観を地震に強い金属屋根で再現できる金属プレス瓦です。板金屋根ですからもちろん雨仕舞いにも優れていますよ。
今回は屋根の下に断熱材が敷かれているのがお分かりいただけると思います。プレス形状にぴったりの大変厚みのある発泡スチロールで断熱効果、静音性能を向上させられますがこれはオプションですので、敷設なしでも施工は可能となっています。
話はちょっと戻って、こちらは屋根にサビを移していた鉄製の後付けベランダです。これは現在では一切使われていないとのことでしたので・・・・
同様にこちらの太陽熱温水器も現在使われていないとのことで撤去。その後2階と同様に『かわら455』カバー工法による葺き替えがされます。
この様に現在の生活状況に合わせて不必要なものを除いたり逆に必要なものを付加させて機能を改善するということにも大きなリフレッシュ効果が感じられると思います。
次回以降もこちらのお宅を例に『雨仕舞いのスペシャリスト吉沢板金ならではのリフォーム工事』としてご紹介していきたいと思います。
お楽しみに。
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