栃木県鹿沼市には大きな農家が沢山あります。農業用機械や農具などを雨ざらしにしないために必要な納屋を北関東の方言で”あま屋”と呼んだりしますが、今日は先日完工したばかりの新しい”あま屋”をご紹介させていただきます。
既存の建物に絡んで付けられる庇屋根と呼ぶには余りに大きすぎる屋根・・・・屋根工事のポイントは既存建物との取り合いの”雨仕舞い”です。
既存建物の仕様により当然雨仕舞いの方法も変わってきますが、全てに”意味のある納まり”こそが本当に美しい姿。
吉沢板金の屋根が雨漏りしないばかりでなく丈夫で長持ちするのはそれを念頭に置いて作り上げているからです。
『丸桁小口銅板包み』
自然のまま切り出された丸桁の小口形状にピッタリ合わせて銅板を加工します。
こういう加工ですが、実は現在では出来る職人が少なくなってきています。
仕事の内容も以前からでは随分と変わってきていますから仕方のないことかもしれませんが”無くしてはいけない技術”ですね。
お客様にも大変気に入っていただけたご様子で何よりでした。