石綿スレート屋根の改修工事をご依頼いただいたお客様です。先日無事完工となりました。
ビフォーアフターお送りします。
ビフォー。
アスベスト含有のスレート屋根。風化により薄くなり雨が染み込む様になってくると部分的に雨漏りを止めるのが困難になって来ます。また、寒暖の差や降雪、木の枝等の飛来物、鳥害など様々な要因で割れを起こし雨漏りへと繋がってくる場合もあります。
アフター。
ガルバリウム鋼板屋根へと葺き替えられた姿。
カバールーフ工法による重ね葺きでは廃材処分費や解体費を大きく抑えて新しい機能と外観を得ることができます。
外部のスレート屋根をすっぽりと覆ってしまうことで風雨から遮断し、アスベストの飛散を防ぐことができる点から大きく注目されるようになりました。
ビフォー。
所々苔が生えてしまっているのがお分かりいただけると思いますが、これが水の流れを止めたり、また重ね部分では吸い込んだりと悪い影響を与えます。
カバールーフ工法施工の際には殆どの業者がこれをそのままにすると思いますが・・・・屋根を平らに美しく葺き上げるためにも吉沢板金では全体に清掃を行います。すると、鳥の運んできた異物や新しい屋根の劣化を早める金属片などが見つかったりするんです。
『技』ばかりが注目されますが、吉沢板金の屋根が強く丈夫で長持ちする所以はこういった手間を惜しまない所にもあるんですよ。
アフター。
良い屋根が出来上がりました！
下屋部分の波板（うねトタン）も追加でリフォームのご依頼を受けました。
アフター。ガルバリウム鋼板波板での葺き替え後。
これもカバールーフですが、古い屋根との間に通気層を設けています。
新しい屋根に古い屋根のサビが移らない様にすると同時に結露水を乾かす機能を付加させました。
この辺はお客様に特に断って行うものではないのですが、吉沢板金にご依頼いただいたお客様には常に最大限の性能をご提供したいと考えて施工させていただいています。
ビフォー。
庇屋根部分もスレート波板屋根ですが、こちらは大分傷みが見られます。
雨樋の吊金物が屋根を傷め、今度は吊金物自体が外れてしまって雨樋が・・・というところですね。
アフター。
この部分は足場を掛けさせていただいての改修となっています。足場撤去後の写真です。
カバー工法は上は綺麗でも下から見たら？・・・・ではお客様をがっかりさせてしまいますので、この部分ではボロボロになった軒先部分をカットしてから重ね葺きを行いました。
玄関という訳ではありませんが見出しの部分ではこの様なこともさせていただいています。
さて、こちらの工場・・・実は数回に分けて増築されており、建屋数戸からなります。今回一番古い建屋をリフォームさせて頂いて、他は2期工事以降へと持ち越されるのですが、雨漏りの部分補修や他の建屋部分にある内樋の修繕工事など、実はここに載せ切れなかった工事も沢山あります。・・・が、ここでのご紹介は一先ずこの辺にさせていただきます。
