一昔前のトタン屋根は(今主流のガルバリウム鋼板とは違い)塗装メンテナンスが欠かせないものであることが広く知られています。
こちらのお客様も定期的な塗装工事を行われたばかりだったのですが・・・
しかし、鉄製のバルコニーの下を覗いてみると・・・・やはりほぼ手付かずの状態。特に脚の部分は屋根板に穴が開いているところも出始めています。
弊社で管理した塗装工事の場合には本当に大事な部分を心得ていますのでこの様にはならないのですが、大体の塗装屋さんでは実際この様なやり方になってしまうことが多いと思います。
さて、今回弊社が呼ばれたのは「バルコニーの上に屋根をかけて欲しい。」というご要望からでした。それでは、上記の事も鑑みてこんな方法はいかがでしょうか?
アフター。UVカットポリカーボネート波板(ブロンズ色)、木材はキシラデコール仕上げ(ビニー色)木材の刻みと塗装は工場で事前に行い、現場作業が一日です。
屋根と壁、既存屋根との板金の絡みにより、問題のバルコニー下に極力雨が入らないようにしました。穴が空きかけている脚の下は新しい鋼板で部分的に補修しましたので二重の対策を施したことになります。
これからは急な雨にお母さんが慌ててしまうことはなくなります。夏の夕暮れにはお父さんのちょっとしたビアガーデンになったり。(笑)
終わってみれば、今後のメンテナンス対策と生活の機能アップを兼ねたお客様の満足度の高い工事となりました。