石蔵の戸のリフレッシュ工事です。
しっかりした大きな戸は二人で持つのがやっと・・・。
表面のトタンは経年でご覧の通りの傷み方です。
何十年ぶりでしょうか・・・・トタンを綺麗に剥がして木部が顕になりました。
なんともないですね。板金がしっかりと守ってくれていました。
「これから何十年も残っていく建物だから。」ということで銅板による張替えをご選択いただきました。(写真は施工中のもの)
アフター!
眩しいです。最初は派手過ぎる位の印象ですが、数ヶ月で落ち着いた感じになりますのでご安心を。
時と共に刻々と風合いを変え、貫禄のある緑青銅の姿に変わります。
表板には一切の釘が出ないように細工してあります。
よく「なんて読むの?」と尋ねられるのですが、吉沢板金の2tトラックに書いてある『銅錺工事』の文字・・・・『どうかざり』と読みます。今回の仕事にはそういった技術が生きています。
「すっごいね、これ!」
笑顔のご主人の第一声はとても短いものでしたが、私を喜ばせるのには十分なものでした。
※戸は弊社工場に一時預かりとなり作業を行います。遠方の地域の方でもご相談に応じますのでご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。また、銅板ではなく、カラーステンレスや、カラーガルバリウム鋼板で仕上げたいというご要望にもお応えできます。