さて、あっという間にゴールデンウィークが終わりました。日曜日までお休み組もいるそうですが、自分の場合働いていないと不安になるのでそういう意味では羨ましくはありません。
先日から取り組ませていただいている屋根葺き替え工事の物件です。
吉沢板金で下地の造作工事から行わせて頂いている場合において、既存の屋根との間に意図的に空間を設ける工法(通気工法(通気構法))を採用した場合には、棟部分(屋根トップ)に換気棟を設けることで屋根上(やり方によっては小屋裏も可)換気システムが構築できます。
板金屋根のイメージで、熱を受けやすいとか、雨音が気になるのでは?とご心配頂いているお客様がいらっしゃれば、この工法を採用することによりそれらが劇的に軽減できます。熱に関しては瓦屋根以上に涼しく感じられるはず。瓦の1/10以上の軽さという耐震性能に加え、断熱、防音という付加価値を得られるお勧めの『機能リフレッシュ』になります。
※屋根上換気システム・・・既存の屋根材の上に35mm~50mm程度の空間を造り、その上に合板(屋根下地)を張ります。新規ガルバリウム鋼板屋根材はその上に張られます。真夏の太陽光を浴び屋根が熱せられても通気層が既存の屋根への熱伝道をさせ難くし、さらにトップに換気棟を設ければ、自然換気で熱気を逃がす機能が生まれます。また、冬季は室内で暖房した際等に問題になる小屋裏や屋根上の湿気を逃がしてくれます。雨音も伝わり難くなる理由はもうお分かりいただけますね?そんな家にも人にも優しい機能が得られます。
ということで写真は換気棟の下の通気層へと繋がる開口を開けている写真です。空けた瞬間に熱気が上がって来ます。(余談ですが、構造まで熟知していて雨仕舞いに長けていないとトラブルを生みます。残念ながらリフォーム中に前の人の仕事を見て愕然とすることがよくあります・・・・家電ならネット通販で一番安い所で買っていただけたら良いと思いますが、職人選びはぜひ慎重に。同じ様に見えても中身は全く違います。)
そんな訳で換気棟が取り付きました。最近のものはデザイン的にも格好良いものになっています。(午後からの強風で屋根がちょっと汚れています。裏手側で基礎工事中なんです・・・・一雨降れば綺麗になりますがこれも塗装にはない新材カバー工法の特長になります。)
日中のギラギラの太陽のお陰でこれを書きながら目がちょっとかすんでいます。本当は曇りの日が大好きな管理人でした。
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