雨漏りを止める!笑顔を守る雨仕舞い論

ビフォーアフター『無塵カバー工法でコストもエコに!』

アスベストの飛散無し、廃材無しのカバールーフ

オークボコーテツ(株)様工場の屋根葺き替え工事ビフォーアフターをお送りします。

今回のポイントはなんといっても『無塵カバー工法』を採用した点にあります。

無塵カバー工法でコストもエコに!

  1. 工場を稼働させたまま工事が出来る。
  2. 有害なアスベストを飛散させないため安心。
  3. 廃材を出さないのでエコである。
  4. 産廃処分費を圧縮できる。(アスベストの高額な処分代がかからない。)
  5. 既存の屋根に穴を空けないので工事中雨漏りしにくく完成後の雨仕舞いも良い。
  6. 既存屋根との間に通気層ができるため熱が伝わりにくくなる。屋内が涼しくなります!
  7. 鉄骨母屋内に電線が通っていた場合の漏電のリスクがない。

今回採用した無塵カバー工法には沢山のメリットがあります。1~6までは分かりやすいポイントだと思いますが、施工者の立場から7番目を上げさせてもらいました。従来のビスを母屋に直接打ち付ける工法では意外と起こり得ること・・・工場がストップしてしまっては大変です。高額な工事保険には加入していますがお客様に迷惑をかけないように事前にリスクを回避できる点が素晴らしいと思います。

フックボルト引抜き試験
無塵カバー工法では既存のフックボルトを利用する形で屋根の固定金具を取り付けます。そこに新しい屋根を固定するビスを打ち込んでいくわけですから既存のフックボルトの強度がとても大切なんです。
吉沢板金では複数箇所で抜き打ちの引抜き試験を必ず行い強度の確認を行っています。問題なくメーカー規定値以上を確認したところで本工事へと進みます。

無塵カバー工法専用ブラケット
専用固定金具を取り付けたところです。こちらのメーカーのものは知っている中でもかなり頑強な作りだと思います。

カバールーフ施工中
屋根本体を並べていく作業は大型のラフタークレーンが入れる環境であれば意外なほど早いですが夏場はやっぱり大変ですねぇ。大分遠くまで葺き進んで、あとちょっとで並べ終わります。
ちなみに並べるのは早いですがここに至るまでの準備とこの後の雨仕舞がまた山場になります。

では、以下ビフォーアフターです。
カバールーフ施工前
ビフォー。石綿スレート波板屋根は所々割れが確認出来ました。また全体に苔が生えていますがそれは美観を汚すだけでなく、冬の寒割れ、雨漏りの原因になります。

カバールーフ施工後
アフター。お客様のご要望で遮熱効果の高いカラーにしましたので反射が凄いです。

カバールーフ施工後
反対面のアフター。軒先ラジアルまでのラインがとても美しいです。

軒先ラジアル
ビフォー。軒先部分。

軒先ラジアル
アフター。
軒先ラジアルの納まり
アフター。美しく収めるための拘りと努力として数ある中で一点ご紹介すると、例えばこの端の部分(ケラバ)のアールの部品は弊社工場でこちらに合わせて専用に製作してきたものになっています。ダクトハゼで丈夫に美しく納まりました。

カバールーフ施工前
ビフォー。

カバールーフ施工後
アフター。

下屋部分ビフォー
下屋部分のビフォー。

下屋部分のアフター
同部分のアフター。

オークボコーテツ様平出工場ビフォー
ビフォー。

アフター
アフター。
同時施工として、庇屋根の葺き替え及び雨樋のリフォーム工事をご依頼頂きました。