宇都宮市白沢町のT様邸です。
金属サイディングを我々板金職人が施工した場合、窓周りには『見切り縁(窓の際の部分の板金)』という板金を廻します。サイディングの端面を隠し、水切りとしても機能する大事な部分です。
何気なく見えるこの部分ですが、角の部分は板金ハサミや掴みという道具を使って留め加工にしてあります。この加工ができない人の場合には『コーナー役物』という最初から90度に出来上がっているその部分だけの小さい部材を購入して取り付けることになります。そうすると、角の大事な部分が3点の別のパーツで構成されるので、切れ目が2ヶ所に入ってしまいます。そこによごれが溜まったり、水を吸ったり、動いてしまったりということがありますので、私達は手間でもこの様に一箇所だけ切れ目が入る繋ぎ方にしているのです。
この見切り縁は全てのサッシ周り(ドアや窓)に入ります。
ちなみに窯業系サイディングではコーキングのみで収められ、見切り縁は一切使われません。
窯業系サイディングの場合コーキングが切れると即雨漏りしてしまうのはこのためです。