宇都宮市は平出工業団地にある某工場です。外装(屋根、外壁、雨樋)のトータルリフォーム工事をご依頼いただきました。
現状はスレート屋根にスレート外壁というよくある”工場の仕様”でした。
スレート屋根の状態です。経年劣化で屋根材の割れやフックボルトの緩みが出ており、それが原因の雨漏りを修理するためにコーキングや塗装、防水を掛けたりと長年に渡る格闘の様子が見られます。
この様に劣化したスレート屋根のリフォームには金属屋根のカバー工法がベストです。
今回はその中でも(施工者も建物内の人も)大変クリーンな環境で行える無塵カバー工法を採用しました。
無塵カバー工法のメリット
- 工場を稼働させたまま工事が出来る。
- 有害なアスベストを飛散させないため安心。
- 廃材を出さないのでエコである。
- 産廃処分費を圧縮できる。(アスベストの高額な処分代がかからない。)
- 既存の屋根に穴を空けないので工事中雨漏りしにくく完成後の雨仕舞いも良い。
- 既存屋根との間に通気層ができるため熱が伝わりにくくなる。屋内が涼しくなります!省エネ効果UP
- 鉄骨母屋内に電線が通っていた場合の漏電のリスクがない。
工事に先立ってご担当者様より
「子供を乗せて会社の横を通った時に自慢できる様な格好良い工場にしたいんですよねー。今から本当に楽しみです!」というお話を頂きました。
それでは、社員皆様の思いに応えるべく吉沢板金が力を尽くした工事の全貌を順を追ってご紹介したいと思います。
屋根編
既存の屋根上に点々と整列している金属がお分かりいただけると思いますが、これが新しい屋根の固定金具です。このブラケットに新しい屋根をビス止めすることで”スレート屋根(アスベスト)の無塵”を実現しています。
いよいよ金属屋根本体の施工です。右のチームと左のチームでよーいドンという感じでしょうかね・・・”屋根工事は天気に恵まれた日に大人数で一気に”が基本です。
一日一杯を掛けて無事屋根が並べ終わりました。上の項目にある数日前からの下準備の賜物です。次の日からは棟板金の取り付けや煙突周りの雨仕舞といった腕の見せ所となる工事が待っています。
アフター。完璧な雨仕舞に機能美の姿が見て取れます。
避雷針の処理などにも拘りを感じ取っていただけるのではないでしょうか。
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