大田原市KH様邸トータルリフォーム工事・・・・ビフォーアフターを一挙にお送りします。
ビフォー。大変複雑な屋根でちょっと前に流行った別荘風住宅です。
アフター。屋根は葺き替え(カバー工法)、破風板金包み、雨樋架け替え、外壁塗装、戸袋塗装というトータルリフレッシュを行いました。私の中のリフォームテーマでは『森のデザインハウス』という感じです。
アフター。”銀黒色”の屋根材は時間帯で色が変わって見えます。『派手すぎは好まないが、飽きの来ないものが良い。』というお客様にはお勧めできます。
アフター。再塗装ではなく、ガルバリウム鋼板包みを施すことで美観以上の機能を手にできます。
アフター。ちょっと分かり難いですが、以前の軒裏天井の色は濃紺色でしたが黒に塗り替えてあります。外壁にも近い様な角度がある”軒裏天井”は艶消しでなく艶有とし、外壁の塗装同等の強いものを選びました。
ビフォー。最上部にある屋根。塗装の切れ、浮き、サビの出ている様子まで分かります。
アフター。ガルバリウム鋼板の表面焼きつけ塗装は大変強く美しいです。手がけた作品が永く残るという意味では職人の気持ちも昂ぶりますが・・・お客様が一番嬉しいでしょうね。
ビフォー。今回のポイントの一つである谷の重なる部分です。苦労して収めた様子が分かるのですが、長年の蓄積でこれより流れの下方の野地に傷みが出ています。所謂室内には漏れない雨漏りというものですが、垂木が腐る前に今回のリフォームが出来て良かったと思います。
アフター。勾配の鈍い部分の横葺きと不要な谷を見直し、切れ目のない一枚のガルバリウム鋼板で仕上げてあります。難易度は高いですが仕上がりはグッド。
いつも思うのですが、屋根はシンプルに最も雨仕舞いの良い仕上げにすれば、自ずと機能的で一番美しい姿を見せてくれます。
ビフォー。細かい部分ですが、工事が中途半端なところで終わっています。雨の掛かる部分でもないし、お客様の目にも滅多なことでは触れないし・・・何しろお客様が見ても分からないし・・・・というちょっと荒い気持ちが見え隠れします。
アフター。ここで私が取り上げなければお客様は気付くこともないのですが・・・・吉沢板金の工事は見えないところまでしっかり施工されます。
アフター。屋根より伸びて腐り始めていた垂木を破風の下でカットしました。プロセスは、『垂木のカット→塗装→屋根の葺き替え→破風板金包み』となります。この点は吉沢板金で塗装までを監理させていただいた場合の大きなメリットとなっています。
終わってみれば中々の大作となっていました。
『印象的な全体の美しさを見て、それが一つ一つの積み重ねであったことに驚嘆と感動を覚える。』そんな”作品”を極めるべく仕事をしています。