かなりショッキングな写真です。・・・・どういう状況か分かります?
これはモルタル外壁が部分的にゴッソリと剥がれ落ちてしまったというお客様です。
モルタル外壁は実は相当重い部類の外壁材であり、剥がれる時はこの様に一塊となって落ちてくるため劣化が進んだ状態は大変危険です。ましてこちらは宇都宮でも中心部ですから、朝の通勤、通学の時間に落ちて人災・・・・ということも十分考えられました。怪我人が出なかったのは本当に不幸中の幸いと言えたのではないでしょうか。
写真ではある程度外してしまっていますが外壁の下地、果ては躯体の一部に腐朽が及んでいます。これではあれだけ重いモルタルを支えることなんてできるわけがありませんよね。
改修工事では腐朽した下地を新しいものに作り変えてあげる工程がポイントとなりました。頑丈なH鋼に木下地をガッチリと固定し、垂れた天井も真直ぐに持ち上げて・・・・
アフター。軽量金属サイディング(はる一番、フッ素鋼板)を張ることで建物への負荷をグッと軽減させることができます。
部分的に綺麗になってしまうと他もやりたくなってしまうのが人情だったりしますが、まずは部分補修という形で終了です。(笑)
下側から。古い天井と新しい壁の繋がりはどうなるの?・・・・という様なご心配をされる方もいらっしゃいますので今回はここもお見せします。
自信の出来です。
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