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雨樋リフォーム、修理

雨樋に穴

「雨樋から水が溢れるんです。」

ご相談内容からはじめは、雨樋の詰まりによるオーバーフローを疑いました。しかし、現場に到着してみると雨樋は銅板?屋根はいぶし瓦。もしや・・・と思って目を凝らしてみていると太陽光が透けて見える箇所があります。そう、水が溢れているのではなく、穴が開いた雨樋からの雨漏りだったようです。

実は銅板といぶし瓦は相性が悪いんです。
※瓦の釉薬に含まれる異種金属と銅とのイオン化傾向の差による電食が原因という説があります。
これは腰葺きの屋根などでよく見られる現象です。いぶし瓦で、腰葺き部分が銅板のお宅は注意が必要です。
早めにご連絡頂ければ、深刻な事態になる前にお手伝いできるかもしれません。

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※銅板はそれ自体では丈夫で加工性もよく良い材料です。現在は酸性雨による影響も少なからずありますが、厚さが0.35mm以上で、水上(みずかみ)に異金属やいぶし瓦がなければ緑青の状態で安定します。

銅板雨樋の穴

Before

銅板製の既存雨樋。
樋が瓦の低くなっている部分(雨水の通り道)に合わせる様に錆びて薄くなっていることがお分かりいただけるかと思います。

雨樋リフォーム後

After

お客様の「銅板に負けない質感が欲しい」とのご要望に今回はナショナル製雨樋アイアン丸105を提案、施工させて頂きました。
この商品は従来、熱での収縮が問題となっていた樹脂雨樋にスチール芯を持たせることで高耐候性、高強度を得ています。
※落とし口に付いているネットはお客様のご要望による弊社のオリジナル品です。

銅板雨樋リフォーム前

Before

全体が上の写真の様な状態でした。
静かな住宅地ですので「ポタポタ」という雨漏りの音が大変気になっていたとのことでしたが、それ以上に、雨漏りさせておくことによる被害は外壁等にも及びますのでご注意を。

雨樋リフォーム後

After

スチール芯があるため太陽に透けず色合いも一般的な樹脂雨樋に比べ深みがあり、高級感があります。また、表面は樹脂でコーティングしてありますので、金属雨樋に比べると雨音が静かなところもうれしいですね。

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雨樋点検・清掃

雨樋清掃前

Before

最大の原因はこれ。軒樋から立て樋に雨水が向かう際、立て樋内での詰まりを防ぐために設けられたドレンを通過します。当然詰まってしまうような大きな異物はここに引っかかるような仕様になっています。これは正常に機能していることになりますが、メンテナンスを怠ると雨水が溜まり最悪、雨樋の変形、雨樋受け金具の破損を招いてしまいます。

こちらのお宅のような近所に杉林や大きな木がある場合(注記)は、特にしっかりした周期でのメンテナンスをお勧めします。

雨樋清掃後

After

異物が取り除かれ、正常に立て樋内を通過していく雨水。

吉沢板金では1年に1回程度のメンテナンスをおすすめしています。すべての個所の点検、清掃、水の流れを計算した角度調整等を同時に行うサービスをリーズナブルな価格でご提供しております。どうぞお気軽にご連絡下さい。

※危険な高所作業を伴います。安易に真似をされずプロのサービスをご利用下さい。

最近の雨樋清掃施工事例

落ち葉よけネット

落ち葉よけネット(設置場所)

こちらのお宅(新築)は家の反対側に林が広がっています。

「雨樋は無いと困るが、落ち葉で詰まってしまうのが心配」とのことでした。

雨樋施工と同時に雨樋への異物の侵入を防ぐ『落ち葉よけネット』を提案、施工させていただきました。

落ち葉よけネット(施工前)

Before

落ち葉よけネット施工前の写真。
新品ですので今は当然綺麗です・・・が、背後に広がる林に注目。
梅雨の時期や台風の時、秋には大量の落ち葉が舞いますので、容易に詰まりを起こし、オーバーフロー(注記)を引き起こします。雨樋の機能を維持するには相当早いサイクルでのメンテナンスが必要になってきます。

(注記:オーバーフローが起こると、雨水が外壁に絶えずかかるような状況を作り出しますので、外壁が痛み外壁からの雨漏りへとつながります。)

落ち葉よけネット(施工前)

After

  • 落ち葉よけネットは今ついている雨樋への取り付けが可能です。
  • 下からは殆ど見えませんので美観を損ねることもありません。
  • また、取り付け前には雨樋内の清掃や角度調整、材料を使わないちょっとした補修ならサービスで行わせていただきます。

 

※落ち葉よけネットを施工することでメンテナンスフリーになるというわけではございません。「メンテナンス期間を延ばすことが出来る」とお考え下さい。

雪止め、落雪防止装置『ゆきもちくん』

ゆきもちくん

「ゆきもちくん」とは従来の雪止めでは支えきれなかった積雪を、屋根上で強力に保持出来る落雪防止装置です。

以下はゆきもちくんの特長です。

  1. 落雪しない。(雪をネットに食い込ませ、融けた水のみを雨樋に誘導する仕組みです。)
  2. 樋が破損しない。(雪が雨樋にせり出し、雨樋を巻き込んで破損させることを防ぎます。)
  3. ツララができにくい。(雪を屋根上で固定→融けた水は雨樋に誘導されるため、雨樋下にツララを作り難くなります。※ツララを伴っての落雪は重大な事故を招きます。)
屋根の専門家から見て、従来のアングル雪止めのように一点に荷重のかかることがないため(軒先の一面で荷重を分散させるため)、屋根を痛め難いことも特長の一つだと思います。
ゆきもちくん

勾配や流れ(屋根の長さ)によって最適の商品を選定します。
例えば左のお宅では、10寸勾配、流れも多いため、ドーマ上に「スーパーリング」、軒先には「スーパーゆきもちくん」という組み合わせで施工させていただきました。
これらは 見積もり時に無料で検討、提案させていただきます。

また、ゆきもちくんは瓦屋根、金属屋根問わず施工が可能です。カラーバリエーションも豊富にございます。お気軽にお問い合わせください。

ゆきもちくん

落雪はご近所とのトラブルを招きます。写真のように、お隣のカーポートが隣接しているお宅は、雪の時期になると毎年不安にすごしているとの声が聞かれます。
また、お子様やお年寄りが軒下で落雪に巻き込まれ重大な事故に遭うという悲しいケースもございます。
「ゆきもちくん」はその様な不安を取り除いてくれる今最も確実な商品ではないでしょうか。
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最近のゆきもちくん施工事例