宇都宮市のK様邸『カラートタン横葺き屋根の金属瓦によるカバー葺き替え工事』のビフォーアフターをご紹介します。
Before
今回のお客様は瓦の外観がお好きだとのことでしたが、屋根勾配が2寸5分と緩く、瓦では最低でも4寸の勾配が必要ですので瓦での施工が不可能。瓦では間違いなく雨漏りを起こしてしまう勾配です。
そこで、軽くて地震に強く、雨漏りにも絶対の強さを誇る金属瓦でのリフレッシュをご提案させていただきました。
さて、話は前後しますがお客様が今回の葺き替えを決意された最大の要因が次の写真に現れています。技術力のない業者だったのでしょう、施工後少量の雨漏りを起こしました。お客様は当然クレームで修理をさせるわけですが、その後雨漏りは益々酷くなり何度直しても直らず何十年も経過したと・・。
Before
雨漏りを酷くした原因は「はぜ」の間を埋めているシール材です。くまなく全面に施工してあります。
屋根材の中に入り込んだ水や、結露による水の抜け道をきれいに塞いでしまったことによる雨漏りです。屋根診断をしていてこのような悲しいケースを何度見てきたことでしょう。
職人は技術を売ります。ただ安い業者は安くしないと仕事がもらえない業者の場合があります。残念ながら家電製品のように一番安いお店で買っても性能が同じということはないのです。どうかこの点にだけお気を付けください。
吉沢板金は平均より1割程度安く価格設定していますが、インターネットで経費を削減するなど企業努力によるものですので安心してくださいね。
施工中
下地となる垂木を流し、その上には今回は絶縁の役目も担うルーフィング(防水紙)そして、屋根本材(かわら455)を施工します。日本瓦の1/10以下の重量と軽く、重心が低くなることで地震に大変強い金属屋根ですが、軽いということは風には不利になる場合があります。しかし吉沢板金では、通常釘で施工可能な部分も十分な長さのビスで施工するといった気遣いの積み重ねにより、台風の多い地域でもびくともしない、強くて丈夫な屋根を作り上げます。
After
かわら455施工完了です!
丸棟瓦(もちろんこれも金属製)を取り付けることにより本当に瓦屋根のようになります。
After
鬼を取り付けましたが、これは実は、吉沢社長の手作りによるものです。プレス成形品も部材として手に入りますが、社長によるお客様へのサプライズとでも言いましょうか、ご愛顧への感謝の意を込め手間を掛けたもの・・・だそうです。
After
軒先より。かわら455、本当によくできています。お客様「上手く納まるもんだねぇ。」と大変感心なさっていました。お客様にご満足頂けたことが私達も何よりだと思います。
Before
雨漏りと風化によって黒くぼそぼそになってしまった軒裏天井の張替え工事及び、雨樋の架け替え工事を同時にご依頼頂きました。
After
ご希望により軒裏天井はガルバ鋼板艶有りホワイト(表面が平滑で汚れがつきにくい)でカバーする方法としました。ケイカル板を張って塗装という方法も取れますが屋根と同程度の期間メンテナンスフリーで・・・ということになるとこの様な方法もありだと思います。
雨樋はナショナルファインスケアへと架け替えました。大型角樋で和瓦、洋瓦、板金屋根とオールマイティーに合わせることができる人気のタイプになっています。
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