宇都宮市のA様邸『リフレッシュ工事』のビフォーアフターをご紹介します。
外装のトータルリフォームをご依頼されました。屋根、雨樋、外壁を全くの新材にしてしまうというリフレッシュです。
お客様が今回のリフレッシュを決断されたポイント- メンテナンスのバランス
- ロングサイクルで見た場合のコストの割安さ
- リフレッシュ効果
- 硬質発泡ウレタンが充填されている金属サイディングによる断熱性能の向上、騒音レベルの低下等
上記4点が主なポイントとなりました。
まず、メンテナンスバランスについて。 外壁、屋根、雨樋、金属であったり樹脂であったりと材質は異なります。それぞれのメンテナンス時期を的確に判断し、足場代や諸経費が2重3重に掛からないようにすることがコストを抑えるコツとなります。また、例えば今回、現状に塗装を掛けるという選択肢もありましたが、塗装の耐年数8年~10年に対してフッ素焼付塗装がしてある新材をカバー工法で施工した場合には耐年数は20年~(場所によっては)30年となり、足場代等を計上すると、塗装を2回掛けた時には元が取れてしまう計算です。
性能の向上が見込め、何より外装は全く新しいものになってしまうのですから新築そっくりに!リフレッシュ効果は計り知れません。
Before
現状はモルタルスタッコ吹き付け仕上げ。 サイディングやセラミックタイルの普及以前にリシン吹き付け等とともに広く行われていたものです。
この写真を見ると弱い部分(急所)が良く分かると思います。 サッシの角部分からヒビが走っています。 放置しておくと雨漏りや外壁剥がれの原因になります。
再塗装を掛ける場合はこの部分をパテやシーリング剤で埋めた後に仕上げることになりますが、美観的な違和感や素材の違いによる不具合が起こるケースが多いです。
After
他の外装材(窯業系サイディングやタイル、モルタル仕上げ等)と違い、ヒビや割れの心配がないところも金属サイディングの特長です。
今回施工した材料はクボタ松下電工の「はる一番/長石柄」です。
『お気に入りのわが家の「表情」を、末永く。金属サイディングがかなえます。』
(メーカー紹介文より)
上述した通り、フッ素焼付塗装は耐年数が非常に永く、実際に触ってみると表面の滑りが大変良く、汚れが付着し難いのが分かります。また、水洗いをメーカーが薦めているくらいですので、日常のメンテナンス性の良さが際立ちます。
Before
玄関周りビフォー写真です。 インターホンや外灯類は一旦外して施工します。
家族や来訪者を迎えてくれる家の顔とも言うべき玄関周り・・・次の写真ではカバー工法で一新した様子をご覧下さい。
After
軒天との堺にあと一枚パネルが入って玄関周り完成という写真です。
写真でお分かりになりますでしょうか?
外壁材の下にはこのように胴縁が455mmピッチで縦に通して打ち付けられています。
所謂、『通気工法』を採用しています。 外壁材と旧外壁の間に空間を設け、空気の流れを作ることで外壁内を乾燥させたり、熱気を逃がす仕組みです。
Before
経年変化で弱くなったスレート瓦にはヒビや割れが見られます。また、このように全体にコケが生えてくると、毛細管現象により雨水を屋根材の中へと吸い込むようになり雨漏りの原因となります。 何よりコケが生えていると見た目に良くないですしね。
After
トップライト周りの収まりに拘りが見られますでしょうか?
A様邸の場合は下地に傷みが見られなかったため、下地の作成は必要としませんでした。
『放って置かない。』メンテナンスコストを下げるもう一つのコツです。
判断に困ったら弊社無料相談をお使い下さい。
Before
屋根で最も傷みの激しかった部分のアップです。 谷廻りは水の集まってくる部分ですので特にコケが生えやすいですね。屋根で最も肝要で難しい部分でもあります。
After
板金屋根はそうした屋根の要である谷周りを収めるにあたっても、最も収まりが良く、雨漏りに強い屋根となっています。 もちろん技術も要しますが。
Before
下屋部分です。 雨樋内の汚れに注目してください。 詰まりはオーバーフロー(溢れ)の直接の原因です。 また、この時期の樹脂製雨樋は経年変化(紫外線等)で大変もろい状態になってしまいます。
After
新雨樋はナショナル/ファインスケア(モダンベージュ)です。
軒樋はスチール心材の上に樹脂がコーティングされており、従来の樹脂雨樋で問題となっていた熱による変形に強くなっています。また、大型樋ですので飲み込みが良く、破風全体を覆ってしまいますので旧材を隠す効果もあります。
※今回破風のリフレッシュは行っていませんがそれはこの雨樋を選定したためです。
Before
ビフォー外観。
After
上述した破風と雨樋にも注目してご覧下さい。破風の部分を覆ってしまう形状になっています。必要のない部分は現状のままというあまり営業的でない提案もどんどんさせていただきます。 この辺はトータルリフォームの経験が豊富である吉沢板金ならではかもしれません。
Before
隣家との堺。
After
この部分には電気メーター、エアコンの室外機、配管類、ダクトといった機器がたくさんありました。 手間の掛かる作業ですが、常にベストの妥協しない仕上がりを心がけます。 また、この写真は見る人が見れば、新築は元よりリフォームを得意とする吉沢板金のノウハウ満載の写真となっています。
Before
玄関側ビフォー。 今回は同時に車庫のリフレッシュも依頼されています。黄ばみや汚れが目立ちましたが・・・
After
いかがでしょう?付随物までリフレッシュされれば、まさに新築同然です! UVカットPC(ポリカーボネート)波板、カラーはブラウンです。 通常の工期は約一ヶ月ですが、梅雨の時期と重なってしまったこともあり、少し伸びてしまいました。その間ご協力下さり、当ホームページの記事にも快諾していただけたご主人、ご家族の皆様にはこの場を借りて改めて感謝を述べさせていただきます。 末永く快適な生活を送っていただけますように・・・。
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